趣味のサイトを作成せよ、ただし、版権物はNG。 先生のこの宣言に、私は大いに困った。なんと人様に言える無難な趣味がないのだ。いわんや版権NGをや。

おお、私というコンテンツの、なんと薄っぺらいことよ！

「いやいや、出掛け先で写真くらいとるでしょうよ。それをつかいなさいな」とあなたはおっしゃるかもしれない。 事実、先生はそうおっしゃった。
どっこい、私は大変なめんどうくさがりな性格で、態々スマートフォンを取り出すのもおっくうだと、出掛け先でもあまり写真をとったりしないのだ。
おまけにその写真ですらも、誰かに見せる前提で撮ったものではない。

更にいうならカメラロールの中身の大半を占めているのは犬のアプリゲームのスクリーンショットである。 当然ながらこれは版権物で、とどのつまり、半ば詰んでいる。

だがしかしそれでも探せば多少はあるもので、数少ない写真の中から特に,見栄えの良いもの、閲覧に耐えうるものをかき集めてきた。
苦難を乗り越えてきたよりすぐりの精鋭たちを、是非ともお見せしたい。
かなりの希少価値があるはずだ。すくなくとも、私にとっては。